混沌のフィナンシェ（こんとんのふぃなんしぇ）／１８歳／ハンマー使い

かつて、この国全ての民がテレビで見ていた国民的アイドルコンビ。
その片割れが、芸能界から去って数年後。突如、混沌のフィナンシェは現れた。

「２０時（はちじ）でぇーっす！　混沌のフィナンシェです☆
　美しすぎて申し訳ありませぇーん☆」

常に天皇の傍にあり、天皇に仕え、尽くす、絶対の「天皇崇拝者（従者）」。
新朝廷の大参謀として、悪の組織の幹部となったナルシスト美少年は言った。

「あなたがた全ッ員……天皇様のために死んでもらうことにしましたぁーっ☆☆」

……最終天皇の子を成すための「大奥」を管理し、取り締まりながら
フィナンシェは蝶よ花よと己にはべる美女の軍団と共に侵攻してくる。
ありとあらゆる女から一方的に愛され、崇められながら……。

彼の目的はわからないが、１つだけわかることがある。
フィナンシェはかつての最澄……後白河上皇と恋をしていた頃の最澄の
仕草を、技を、振る舞いを、性格を、何もかもトレースしている。

「最澄。あなたは過去の自分に。この俺に殺されるんですよ！」
「あなたはあなたの天皇（じょうおう）を、朝廷を捨てた。
　でも俺は捨てません。最後の最後の最後までっ……！！」

朝廷から逃げた最澄と、朝廷を選んだフィナンシェは
真逆で、どこまでも同一の存在である。

幕が上がった。それはおそらくは、昔最澄が開けて
今、混沌のフィナンシェが閉じる重い緞帳だ。




＜通常攻撃モーション＞



＜武器＞

巨大ハンマー「トゥインクル・マイ・リトルスター（星に願いを）」

＜必殺技＞

『神奈川必殺「ベイブリッジ・ドラグーン」』

魔力を一切持たないフィナンシェが扱うのは
主に「科学力」「軍人としての統率力」である

『マップ兵器「勇者の剣（ゆうしゃのつるぎ）」』

勇者の定義を決めるのはこの俺です！

＜スキル＞

『女殺し』

全ての女性はフィナンシェにダメージを与えられない
それはフィナンシェが、過去も今もこの国で最も
女にモテる超美少年だからである


＜転生極地の対象（祖先）＞

無し。フィナンシェは誰にも頼らない

<クラスチェンジ＞

無し。フィナンシェは『もう』変わるつもりはない