原画:いずみ椎乃
百瀬ダンチ(ももせだんち)/18歳/侍
前朝廷にて「最強の男」日蓮が勤めていた朝廷総大将の位。
それを受け継いだのは、岡山県出身の侍。百瀬ダンチだった。
混沌のフィナンシェとは小学校時代の友人で、
今も親友と言っていいくらいの付き合いがある。
元々名家の出身で、ぼんやりとした見た目からは
想像もつかないほどの良い血筋と優れた頭脳を持ちながら
彼は悪に堕ちた。それも、物凄いスピードで、だ。
「おんしが天皇を殺したいっちゅーのはようわかる。
が、それをさせるわけにはいかん。
……死んでもらうで!!」
初めて最終天皇に出会った際には、”こんな性格の悪い
孤独で傲慢な少年が天皇なのか”と絶望していたダンチは、
やがて彼の「国民全てを愛し慈しむ」姿に感銘を受け
『彼が気づかないように全ての敵を自分が殺しておいてやろう』
という歪んだ決意を抱いてしまった。
認められなくてもいい、褒められなくてもいい、そんな栄誉は
フィナンシェと葎が受けて無邪気に喜んでいればいい。
自分は、暗殺、謀殺、圧殺、ありとあらゆる殺害を
彼の知らない場所で行うだけだ。
「ん? あの敵か。なんか勝手に滅んどったみたいじゃなぁ〜」
「それか……『わかってくれたんじゃろ』。
わしらが。朝廷が『正しいっちゅうことを』」
血まみれの刀を、己の主に悟られはしない……。
けれど、”一番多く天皇の敵を殺すのはこのわしじゃ”。
混沌のフィナンシェが「表の殺戮者」ならば
百瀬ダンチは「裏側」である。
……最終天皇が部下ではなく、信者でもなく、
「友達」と呼んだ存在は今も昔も
この百瀬ダンチただ一人である。
<通常攻撃モーション>
<武器>
日本刀「備前長船(びぜんおさふね)」
<クラスチェンジ>
侍→プリンセスナイト→朝廷総大将